鼻血と循環器疾患の関係

○鼻血と循環器疾患の関係

鼻血を出す原因に循環器疾患の場合もあります。

中高年になると、循環器疾患である高血圧になる方が多くなるからです。

高血圧になると、鼻の血管の圧力が高くなりチョットした衝撃で血管が切れて鼻血が出てしまうからです。

高血圧になると、血管への損傷が起こりやすくなりますので、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞、脳出血、眼底出血などの重大な病気を引き起こす危険がありますので注意が必要です。

高血圧には自覚症状がほとんどありませんので、40代以降で鼻血が頻繁にでて止まりにくい場合には早めに病院で診察を受けるようにして下さい。

この高血圧になる原因にが日頃の生活習慣が大きく関係しています。

食生活での塩分の取り過ぎや、タバコの吸い過ぎ、運動不足、ストレスなどが原因で血圧が高くなるのです。

高血圧が長く続くと動脈の壁が厚くなり、動脈が硬くなり動脈硬化を起こしやすくなります。

この様に中高年になると、循環器疾患である高血圧での鼻血が多くなるので、現不明の鼻血が良く出る様な方は早めに病院で診察を受け早期治療を受けるようにして下さい。

高血圧の治療としては、生活習慣の見直しを行い、塩分を控え、低カロリーの食事に切り替え、適度な運動を行い、アルコールやタバコは控えるようにします。

どれでも効果が現れない場合は、薬物で血圧を下げるようにしていきます。