鼻血描写に集中砲火？漫画「美味しんぼ」

●鼻血描写に集中砲火？漫画「美味しんぼ」

漫画「美味しんぼ」で鼻血を出した描写にたいして、世間からの集中砲火を浴びているようですねI

12日に福島県の佐藤雄平知事は「風評被害を助長するような印象で、極めて残念」と批判したとの事です。

また、１２日発売号で震災のがれき処理を受けている大阪市内の焼却場近くの住民が鼻血を出したり、目やのどに不快な症状を訴えたりしていると表現されているのは、事実に反していると抗議文を小学館にだし、橋下徹市長は「根拠を示してほしい。取材が甘い」と批判したようです。

　菅義偉官房長官も、「住民の被ばくと鼻血の因果関係は考えられない」とは記者会見で批判してますし、下村博文文部科学相も「科学的、医学的な根拠はない。福島県民にとってひどい迷惑だ」と述べたそうです。

いろいろな所から、鼻血描写にたいして集中砲火を浴びている様ですね！

　週刊ビッグコミックスピリッツ編集部もこの集中砲火を重視して19日の発売号では、これまでの識者の見解や批判も含めた特集記事として掲載するそうです。

鼻血描写問題が大きくなればなるほど、作者が何を伝えたくてこの漫画を描いたのかが見えなくなっているような気がします。

鼻血ばかり騒がれているのですが、原発事故が起きる前の放射線量は、0.05マイクロシーベルトだった所が、0.5とか0.8、1、2まで上がっている所もあると聞きますのでそれはそれで問題が大きいのではないでしょうか。

福島原発事故はまだ収束してませんので大気ばかりではなく、土壌、水質などさまざまな問題があるので、鼻血が出たとか出ないとか騒ぎ立てるより、大きな問題が原発にはあるのではないでしょうか？